ホンダ B18C/B16Bチューン

96クランクと98クランクは違う

B型エンジンの96モデルと98モデルのクランクの違い。

 

右の画像の通り。

一目瞭然ですね。

98モデルの方が凹みが小さくなっています。

 

クランクがその分重たく、強度も増していることになります。ではどちらが良いのか?

それはエンジンの仕様次第だと思います。

 

ターボ付けてドッカンパワーを求めるなら、98クランクでしょうし、ストレス無く高回転まで綺麗に回るのは96クランクだと思います。

 

96と98の違い

B18エンジンは2種類

B18型エンジンは2種類あると知っていますでしょうか?

インテグラにはグレードがあり、同じ1800ccでもTYPE-Rとグレードが下のものは全く違うものです。

 

ネットオークションではB18型クランクとして出品されて、買う側は勘違いして買ってしまう事が多々あります。

 

 

B18は2種類

ただのB18型クランクは画像の様に左右共に大き凹んでいるのがわかります。

98モデルのものはこのくぼみが小さかったですよね?

強度の問題でクランク形状を出来るだけ凹みを無くした方が出るということ。

 

TYPE-R以外のクランクは強度が足りないので、パワーを上げようとすると、クランクがパワーに負けて

曲がってしまいます。

 

98モデルのクランクはこの凹みが小さいだけでなく、金属の材質まで違います。

96モデルと比較しても非常に硬い材質に変わっています。

そして硬いクランクは回りづらいようです。

 

メタルが柔らかいものと硬いものと比べると、柔らかい物の方が良く回ります。それと同じでクランクは硬いものより柔らかい物が良く回ります。

 

ですが柔らかいものは強度が無くなるので、パワーを上げられないという痛し痒しの問題もあるので、ターボにするなら、材質も硬く、強度のあるクランクをチョイスでしょうし、NAで軽いレスポンスだと96モデルのクランクをチョイスということでしょう。


クランクラッピング

クランクラッピングは必ず行うこと。

ただし、内燃機屋にだしても皆が同じことをしているので、同じこと。

 

ここは時間をかけて手作業でラッピングを行うといいでしょう。

上の画像は私が1カ月かけて手作業でラッピングしたもの。

 

右は内燃機屋がマシンを使いラッピングしたあと、さらにコンパウンドでラッピングしたもの。

まだ、細かい傷が残っているのがわかります。

 

この細かい傷さえ無くしたいのです。

そして金属表面を皆が0.1ミクロンで磨くなら、私たちは「ナノ」の世界まで磨きこみます。

 

作業を早く終わらせようと、ダイヤモンドコンパウンドやペーストを使う方もいらっしゃるでしょう。ですがダイヤモンドコンパウンドやペーストはどんなに小さな粒子でもそれ以下にはならないことです。私たちが使うのは。粒子が小さく柔らかいもので、使うと粒子が砕けさらに小さくなっていくものです。

 

皆が1ミクロン単位の磨きをしているならば、ナノ単位までとこだわって磨くのが皆と違うところでしょう。

使うコンパウンドでも磨く量や磨け方は全然違います。(有名な某金属磨き剤 インターネット調べ 2.5ミクロン〜0.5ミクロン)

 

私の場合、クランク1本を磨き終わるのに、約1カ月ほどかかります。

それは粒子が小さく、柔らかいものを使うからです。ちなみに日本では売ってません。

 

研磨屋のやり方は荒い粒子から始め、次第に小さい粒子に変えていきます。これを手作業で行うと、必ずムラが出来てしまいます。磨けたt部分と磨けない部分です。それに荒い部分が磨けていないと、深い傷として残ってしまいます。

なので、私の場合初めから小さな粒子、柔らかい粒子で磨くので、とても時間がかかってしまいます。

 

内燃機屋に出せば、数分で終わっちゃいますね。(V)o¥o(V)

ただし、内燃機屋でも技術を持っているところもありますので、私が言っている事がすべてではありません。例えば、CBN2液供給法という研磨技術があります。

 

CBNとは「キュービック ボロン ナイトライド 」というダイヤモンドよりも硬い炭素です。

この技術を使うと、0.001ミクロンまで短時間で磨けるということです。


クランク芯だし クランクの芯だし

クランクの芯だし。

 

クランクの芯だしとは精密機械で削りだされたクランクですが、それでも上の画像の様に微妙に中心がずれています。

この中心を出そうとするのが芯だしです。

そうすることで、よりスムーズにクランクが回転すると考えます。

ここからはショップ様の考え方が異なります。

 

鏡面加工されたクランク

クランクの芯だしは重要ですがこの考え方は、クランク全体を一直線にする考え方です。

 

ですが、この方法だと、エンジンブロック側の微妙なずれは計算されていません。

 

ブロック側にも右の図のようにずれがあります。

私たちの考えでは、このブロック側のずれまで一緒に修正する必要があると思います。

 

ブロック側にも曲がりがあることを忘れずに

つまり、クランクだけを芯だししたとしても、ブロックでずれているということになってしまいます。

もちろん芯だしをしないより、した方がずっと回転はスムーズです。

 

私たちは、さらに追及し全体でバランスを取るというのではなく、各気筒ごとにバランスをとる必要があると考えます。

 

ですから、私たちのクランクの芯だしは内燃機屋ではできるものではありませんので、これを手作業にて芯だしを行います。

 

その方法は秘密ということで・・・(V)o¥o(V)