メカノイズを消すためには、粘度を上げると消える傾向にあります。そのため市販の添加剤は粘度を増やすための粘度向上剤を添加するわけです。ですが一時的なものが多いのです。

一時的に消える理由は、メーカーが添加している「粘度向上剤」の質に問題があるからです。

 

「粘度向上剤」は各メーカーの技術が違えば、耐久性も分子構造も違ってきます。どれも同じでは無いということ。オイル交換毎に添加剤を使ってもらわなければいけません。なので寿命も短く設計されているものもあります。

 

「粘度向上剤」はエンジンの中で、かくはんされ、金属同士がぶつかるときにつぶされ、切られます。

熱せられると、分子は伸びてしまいます。熱で膨張するということ。

 

エンジンオイルの交換直後はエンジンも静かだけど、すぐにメカノイズが出てしまうのは、2つの事が考えられます。

 

1:添加した「粘度向上剤」自体に耐久性がないという事。

2:使用するエンジンオイル自体の粘度が保てない事。

 

メカノイズを消すには、この添加する「粘度向上剤」の耐久性があり、添加するエンジンオイルにも耐久性が必要だってことです。そうでないと効き目があってもすぐに効果が無くなるわけです。

 

以下のオイルはメカノイズを消すのは難しい

 

・エンジン始動時(冷間時)エンジンは静かだが、温まるとメカノイズが増えてくる。

(これは粘度向上剤が熱によって伸びてしまい、緩衝性が失われたから)

・数千キロ走るとメカノイズが増えてしまうオイル

 

このようなオイルに添加剤を加えてもベースが悪いので、メカノイズは消えにくい。

メカノイズを消そうと添加剤を入れようと思ってませんか?

間違った添加剤の使い方に問題があるのかもしれません。