スピードと油温は必ずしも比例しない。
油温上昇はどんな時に起きているかにより手当の方法が変わります
あなたのエンジンはどんな時に油温が上がっていますか?渋滞時に温度が上昇していませんか?それともエンジンを回した時に上昇していますか?それにより対策も変わってきます。
速度と油温は比例しない
例えば、街乗りと高速道路の場合、どちらが油温が低いのか?それは高速道路の方が油温が低くなります。なぜなら走行風がエンジン全体を冷やしてくれます。さらに走行風はラジエターを冷却してくれるからです。
むしろ渋滞時の方が油温は上昇することになります。
低速時(渋滞時)の油温上昇対策
エンジンの型式にもよりますが、空冷エンジンなどは、走行風を受ける事でエンジンを冷却します。つまり、走行しないとエンジンの冷却が出来ないエンジンです。しかも速度があがれば上がるほど、エンジン冷却効果は高くなりますが 道路は一定の速度で走れる場所は高速道路ぐらいしかありませんよね。
峠などは速度が上がったり落ちたりを繰り返し。エンジンの冷却効果もそれに比例して上がったり落ちたりを繰り返し、エンジンパフォーマンスを一定に保つことが難しいエンジンです。基本エンジンの冷却は空冷ならば、走行風・水冷ならば冷却水ですが、どれも共通するのがエンジンオイルでの冷却です。
簡単な対策の一つとして、ボンネットの下にあるゴムを外す事。これにより 前面から入ってきた走行風はこの部分から抜ける事になります。これひとつで水温油温が下がる可能性もありますので、是非試してくださいね。
エンジンルームがビッシリと詰まっているものは冷却が困難
近年のエンジンはラジエターだけで冷却することを前提に作られているようです。それによりエンジンルームはむき出しのエンジンは無く、ご丁寧にカバーがしています。これにより、エンジンはさらに冷却が困難となっています。
これらを改善するのはエンジンオイルしかありません。
エンジンオイルはエンジンの冷却に大きく貢献しています
エンジンオイルはエンジンの中を熱を吸収しながら循環しています。その為油温が上昇するのですが、その上昇したオイルを冷ます方法が2つあります。
1:オイルクーラーなどの冷却装置を使う
2:冷却性の高いエンジンオイルを使う
後者だとお金もかかりませんよね。