2024年12月28日(土)〜2025年1月5日(日)まで休業とさせていただきます。
期間中にいただいたご注文・お問合せは、休み明けより順次対応とさせていただきます。
休業期間中の配達の日時指定は出来ませんのでご注意ください。

プラグから火花が出ない(弱い)

spark

イグニッションスイッチ、エンジンストップスイッチ

イグニッションスイッチ(キースイッチ)がOFF、エンジンストップスイッチがオフやこの2つの接点不良

クラッチを握っていない、ニュートラルに入っていない

クラッチレバー下には、スイッチがありこのスイッチに接点不良も考えられる

バッテリーあがり

バッテリーが弱ったいると、スパークプラグの火花も弱くなります。しっかり充電しましょう。最低12.5V以上が必要です。

スパークプラグの汚れ、損傷、ギャップ調整不良

プラグの汚れを取ること。決して金属ブラシを使わないこと。電極を痛めます。柔らかいブラシを使い、それで取れない様であれば新品に交換する。

プラグの締め付けは規定トルクもしくは説明書に記載されている方法で締め付けること。左のプラグのガスケットは潰れてしまっている。この様な状態のプラグは再使用してはいけません。圧縮漏れの原因となります。

右のプラグはまだガスケットの厚みが残っているので再使用が可能。

プラグキャップ、プラグコードの不良

キャップの中に金属があり、損傷すると、電気がリーク(漏れ)て正常にスパークプラグに電気が流れなくなり火花が弱くなる。

プラグコードも同じ。

スパークプラグキャップのショート、接触不良

プラグキャップの損傷を確認する。
A:ターミナルシール(雨水の浸入を防ぐ)
B:キャップボディ(割れていると電気がリークする)
C:ケーブルコネクター(プラグコードをねじ込む)
D:セラミック抵抗
E:コネクタ(プラグとの接続部分)
F:ウォータープルーフキャップ(防水キャップ)

雨の日に不調になるのはシール、キャップなどの不良。
晴天時でも火花が弱い場合はコネクタやケーブルコネクタの不良が多い。

スパークプラグの熱価の不適

プラグを外し、電極部分が黒くなっていれば、熱価が高すぎ
白くなっていれば、熱価は低すぎ
茶色になるようにプラグの番数をチョイスする事。

ICイグナイタ-の不良

ICイグナイタ-のチェックが出来るものはメーカーからトラブルシューティングのFAXをもらいテスターにて抵抗値を計測する。

専用のテスターが必要な場合もある。このイグナイタ-が不良の症状
・エンジン始動出来ない
・エンジン始動後10~20分ほど走行するとエンジンが止まる
・エンジンが始動出来たり出来なかったりする
・エンジンがボコつく等

クランクシャフトセンサーの不良

クランクシャフトセンサーの不良。クランクが回転することで、点火時期を調整している。

イグニッションコイルの不良

4気筒であれば、このコイルが2個あります。このコイルで電圧を上げてプラグから強い火花を飛ばす仕組み。これが壊れると火花が弱くなったり、飛ばなかったりします。

ニュートラル、スタータロックアウト、サイドスタンドスイッチ

ニュートラル、スタータロックアウト、サイドスタンドスイッチは安全装置です。ギヤが入った状態でエンジンがかからないようにするのがニュートラルスイッチ。スタータロックアウトスイッチはクラッチを握らないとエンジンが始動しないスイッチ。サイドスタンドを出したまま走行出来ないようにするのがサイドスタンドスイッチ。各場所にスイッチがあるので、導通をテスターで確認。

配線のショート、断線

多くの場合、カプラーの接続部分がサビて断線やショートが多い。配線図を入手してテスターを当てて見つけること。配線を手で動かしてみてニュートラルスイッチのランプが点灯したり消えたりすれば、その箇所の断線を見つけやすい。

ヒューズ切れ

ヒューズの確認。ヒューズが切れていれば交換するが、何度も同じ様にきれるのであれば、過電流なので原因を探しましょう。

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