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オーバーヒートの原因 冷却系部品の不良

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ラジエターフィンの詰まり、曲がり

フィンが曲がっていたり、ゴミなどで詰まっていたりすると、風が通りにくくなるために、水温が上昇しオーバーヒートの原因になる。

曲がりはマイナスドライバーなどを使い曲がった部分のフィンを起こす。詰まりがあれば、綺麗に洗浄すること。

ラジエター内の詰まり

長年ラジエターの冷却水を交換しないと、画像のようになってしまいます。お風呂の水を放置すると、水あかでヌルヌルしてしまう様に、ラジエターの中もヌルヌルしてしないます。さらに鉄さびが発生し、赤くヌルヌルしたヘドロが出来ます。これが詰まってしまうと、洗浄だけでは修理が不可能になり、交換しなければいけなくなります。

そうなる前に、ラジエターの洗浄をしましょう。

サーモスタットの故障

通常サーモスタットは水温70℃ほどから開き始め、80℃で全開になるよになっています。サーモスタットが開く事で、ラジエターに冷却水が流れ込み上昇した水温を下げる役目をしていますが、サーモスタットが壊れると、水温が上昇しても閉じたままになってしまい、ラジエターに冷却水が流れる事が無くなりオーバーヒートの原因になります。

水温が下がらないなどのトラブルが発生した場合は、このサーモスタットを点検しましょう。

ラジエターキャップの故障

ラジエターキャップはラジエター内の圧力を逃がす役目をしています。水の沸点は100℃なのはご存じかと思います。これは大気圧1kPaの時の沸点です。水温が110℃になると言う事は、ラジエター内の圧力が1.1kPaになっているから110℃にできるのです。ラジエターキャップには1.1kPaや1.3kPaなどと書かれています。これが1.3kPaになると、水温130℃に出来ると言うことです。

このキャップが壊れると、1.1kPaであれば圧力を逃がす事ができずに110℃以上で圧力を逃がす事ができずエンジンがオーバーヒートしてしまいます。また純正キャップ以上の圧力にしない方がよいでしょう。この圧力をあげて良い事は一つもありません。

ウオーターポンプが回転しない

ウオーターポンプの軸が焼き付き回転しなくなる事があります。定期的に交換しましょう。

ポンプインペラの損傷

ウオーターポンプの羽をインペラという。破損することはあまりないが、点検しましょう。

ファンスイッチの故障

ラジエターの水温を感知してラジエターファンを回すスイッチ。これが壊れると、ファンが回らなくなるのでオーバーヒートの原因になる。

ファンモーターの破損

ファンモーターの破損。モーターが破損すればファンも回らず水温は上昇しオーバーヒートの原因になる。レプリカ系のバイクは水温103℃にならないと、ファンが回らないものもあります。回らないからといって故障という事は無い場合もありますから、必ずサービスマニュアル等で確認しましょう。

ファンブレードの損傷

ラジエターファンの破損。バイクのエキゾースト付近にファンがあるために、エキゾーストの熱でファンが溶けてしまい破損する。こうなるとファンのバランスが崩れガタガタと回るようになり、ファンモーターも壊れることになりオーバーヒートの原因になる。

ラジエタークリーナー