カーボンの蓄積が原因
ピストンやシリンダーヘッドにカーボンがこびりつくと、カーボンが蓄積した分だけ、燃焼室の容積が減ってしまいます。
燃焼室の容積が減るということは、圧縮比が高くなると言うことになり、オーバーヒートの原因にもなります。
カーボンはガソリンの燃えカスではありません。オイルの燃えカスです。品質の悪いオイルを使うとカーボンが発生しやすく、カーボンが蓄積した場合はオーバーヒートの原因になります。
さらにオイル管理。
オイル管理が悪いと、劣化したオイルが燃える訳ですから、カーボンが大量に発生します。バイクの場合、年間の走行距離が短いものが多いと思われますが、「交換してから1年経ってもまだ1000kmしか走っていないから交換しない」と言うのはいけません。
オイルは生ものと変わりません。走行距離に関わらず、1年で交換が必ず必要です。オイルの品質によっては半年で交換です。
カーボンが蓄積していると思ったら、燃焼室の洗浄を行いましょう!
高圧縮比ピストン
ノーマルピストンではなく、高圧縮比のピストンなどを入れると、オーバーヒートする場合があります。鍛造ピストンなどを入れる場合は冷却などを考えて入れる必要があります。