RIZOILを使うと始動性が悪くなる?
RIZOILは大変ねばりが強いオイルです。
この粘りを利用して疲れた(圧縮が落ちかけた)エンジンの回復が可能となっています。
時折RIZOILを使うと始動性が悪くなったと感じるという感想を見かけます。
始動性が悪くなる理由はひとつ。
その理由は電気系統の劣化が考えられます。
- ・バッテリーの劣化
- ・アース線の劣化
- ・ボディのサビ
- ・セルモーターの劣化
これは古い車両であるということ。
年数を重ねた車両はあちらこちらに”サビ”が発生、経年劣化しています。
エンジンが心臓と例えられるならば、電気系統は神経です。
人間も歳をとると、あちらこちら神経痛などが出る様に、神経にも影響がでてきます。
バッテリーからセルモーターに電気が流れると、流れた電機はまたバッテリーへ戻らなければなりません。整備士でもない方の多くは電線を使いバッテリーに戻ると思っている人が多いのではないでしょうか?
実は電線を使って戻すのではありません。車体(車もバイク)は消費されるセルモーターに電気が流れると、ボディー(バイクはフレーム)に流すのです。
サビや経年劣化で電気抵抗が増すので、粘りが強いオイルを使った場合、セルモーターが回りにくくなる場合がありますが、決してエンジンに良くないという事はありません。
メンテナンスをするならば、ボディにアース線を取り付けている穴がサビていたりするので、サビ取りを行い、それでも改善しない場合は、アース線自体の交換などを行うとよいでしょう。