冷却水の容量を確認しましょう
冷却水の容量を確認します
さび落としの失敗の原因は濃度にあります
サビが軽い場合は10%ていどで問題ありませんが ひどい場合は15%濃度にする必要があります
サビの程度にたいして薄いと何時間かけても落ちることはありません
濃度と温度が大事です
ヒーターコアの容量も必ず計算にいれること
ヒーターコアの容量まで計算して必要濃度作ってください 冷却水はエンジン・ラジエター・ヒーターコア・車種によってはミッションにまで回っています この量をエンジン・ラジエターだけと誤認するかたがまれにいらっしゃいます
ドレンコックを開き冷却水を抜きます
ドレンコックを開くと冷却水が排出されます
全量を抜いてください
一部だけ抜いてラジクリを投入しても効果はありませんのでご注意ください
ラジクリを入れてください
冷却水の排出が終わったら 最初に作っておいたラジクリを入れてください
最低濃度10%はサビが軽いものに使いますサビや水あかが酷い場合は15%濃度で行ってください
井戸水は使用しないでください
井戸水はミネラル分が非常に多い為 井戸水を長期間使用すると スケール(カルシウム・マグネシウムなど)の塊りが出来て冷却水の流れを邪魔します
エンジンを始動しエア抜き
ラジクリを入れたらエア抜きします エア抜きを行わないとオーバーヒートの恐れがありますので 必ずエア抜きを行ってください
水温60℃以上95℃以下を保つ
水温60℃から薬剤が活性化をはじめます 95℃以下で保ってください
サーモスタットは付けて水温を上げましょう 85℃を超えるとサーモスたとが開き冷却水の循環が始まります
サーモスタットが無いと 水温があがりません
洗浄時間
洗浄時間は1~2時間
汚れのひどさに対して濃度が低いと何時間かけても落ちませんのでご注意ください
汚れの具合に対して時間をかけてくださいの意味は
濃度が低くても2時間以上かければ落ちるという意味ではありません
洗浄中の走行はお控えください
48時間以上の洗浄はお控えください
洗浄後のすすぎの方法①
すすぎは水が透明になるまですすいでください。
薬剤が残った状態でLLCを入れるとLLCが濁ります。
これはヒーターコアまで薬剤が回っているため 水温が85℃以上に上がらないと、サーモスタット開かず、薬剤の排出ができません。
サーモスタットを外して暖機運転するとすすぎが楽になります。
ヒーターコアの分が排出されにくい
冷却水はエンジン・ラジエター・ヒーターコア・車種によってはミッションにまで回っています ドレンコックを開き冷却水を抜いても エンジン本体とラジエターの分しか抜けません ヒーターコアの中に薬剤が残っています
すすぎはラジエターに水を入れ 水温を85℃以上にしないとサーモスタットは開きませんから 薬剤が抜けることはありません
失敗しないすすぎの方法
1:水を入れエンジンを始動し水温85℃を超えるようにしてすすぎの水を循環させる
2:サーモスタットを外して水を入れ エンジンを始動しすすぎの水を循環させる
洗浄後のすすぎの方法②
サーモスタットを外さずに行う為には、水温85℃以上にしてすすぎの水を循環させてください。
循環したところで、排出させまた水を入れて水温を85℃以上にあげてください。
水温が上がらないとサーモスタットが開かずすすぎに時間を要します。
これを繰り返してすすぎをおこなってください
最後にLLCを入れエア抜きして完了
最後にLLCを入れてエア抜きしたら完了です。
再度注意事項
サビ・水あかが酷い場合は濃度15%で行ってください サビの程度に対し 濃度が低いと落ちませんのでご注意ください
濃度が低くても時間さえかければ落ちるものではありません 使用時間は1~2時間の範囲で汚れに対し時間をかけると言う意味です