オイルフィルター(オイルエレメント)の構造を見てみよう
エンジンオイルはいったんオイルフィルターを通る
エンジンオイルはいったんオイルフィルターを必ず通って汚れをろ過する。ただしアクセルを踏んでエンジンの回転が高いときは、オイルフィルターを通らずにリリーフバルブが開き、直接エンジンへと流れる仕組みになっている。
フィルターの目を通り切れない時とは
エンジンオイルは冷間時はドロドロです。この時オイルフィルターの小さな目を通り切れない場合があります。この時はオイルは迂回して、リリーフバルブへとオイルは向かいます。
高機能フィルターは小さな金属粉も取るように出来ていますが、フィルターの目が小さすぎると、フィルターを通らずに直接エンジンへとオイルが流れていきます。
問題はリリーフバルブの大きさ
エンジンオイルがフィルターを通らずにリリーフバルブへと流れる場合、問題となるのはリリーフバルブの直径。リリーフバルブが小さいと、オイルが流れる量を制限されてしまいます。押えのスプリングの硬さでもバルブの開くタイミングが変わります。
安価なフィルターはコストを抑えるためにスプリングを無くし、リリーフバルブが無いものもあります。そうなるとフィルターを必ず通過しないとエンジンにオイルが供給されないことになりますね。
オイルの流量が制限されてしまうとアクセルレスポンスの悪化・燃費の悪化を引き起こし、最悪の場合エンジンブローもあります。
お使いになるならば純正フィルターが最も信頼できるものです。
同じオイルなのに燃費が悪化した、アクセルレスポンスが悪化した場合はフィルターを疑ったほうがいいでしょう