交換方法を守れば、壊れることはありません。
ディーラーでもどこでも「ATFを交換してください」ってお願いすると、断れることが多いです。これは整備士さんが経験でATFを交換してこわしたことがあるからです。
現代のATと昔のATは構造も違います。昔のATはオイルの通路が狭く入り組んでいました。その為ATFを交換すると摩耗して出来た金属粉がオイルの通路をふさいでしまい、トラブルが出ていたんです。
その度に整備士の責任ではなにのに、責任を問われた為に、交換をいやがるようになってしまっています。
どうすればAFT/CVTオイルを安全に交換できる？
ATFも消耗品です。エンジンオイルと同じように消耗し、劣化していきます。交換しない5万kmも10万kmも走れば、劣化したATFオイルですから摩耗も進んでいきます。金属粉も沢山でていることでしょう。そんなATですから、オイルが流れる通路をふさいでしまってもおかしくはありません。
そんな時はエンジンオイルを下抜きで交換する方法をやれば安全に交換できます。
機械を使っての交換方法はトラブルの元
ATFもCVTも機械を使い、圧送式の交換は、溜まった金属粉を巻き上げその際オイルの通路を塞いでしまうことがあります。安全に交換するには、エンジンオイル同様、下抜きで行うのが安心安全です。
この方法だと、鉄粉を巻き上げることがありません。
交換すると、粘度低下していたオイルは動力の伝達が良くなり、走りが良くなって、燃費の向上にも役立ちます。
取扱説明書には10万km交換不要などと書かれているものもありますが、その半分の距離では最低でも交換する必要があります。長持ちさせる為に必要な整備です。