1:潤滑性詳しく解説
潤滑は2つの潤滑がある「流体潤滑」と「境界潤滑」
流体潤滑
流体潤滑は油中に浮かんだ状態のこと クランクシャフトは油圧によって油中に浮かんでいます
しかしアクセルを強く踏んだ時やアクセルのON・OFFが激しい場合はピストンの圧力でベアリングに接触することがありますから この時に必要なのは潤滑性です
境界潤滑
ピストンリング部分にはオイルはありません しかしなぜオイルが無い状態にも関わらず焼き付くことなく動くのでしょう?
それを実現しているのが圧力分散剤と言われている添加剤の働きです
この添加剤が金属表面に強固な被膜をつくり金属同士が接触しないようにしているから可能なのです
もうひとつは混合潤滑というものがあります これは流体潤滑であり境界潤滑になる部分があります それはカムシャフトとクランク
カムシャフトはカム山がタペットを押さえた時は境界潤滑それ以外は流体潤滑を維持しています
クランクシャフトもアクセルのON・OFFの時にはピストンの圧力でシャフトが押さえつけられて境界潤滑になります
潤滑は「摩耗防止作用」と「摩擦低減作用」がもとめられる
化学合成オイルは潤滑性が高いと思ってまいせんか?それは誤解です
潤滑性が良ければ摩耗や摩擦を防ぐことができる これは間違いないことです
サラサラな粘りの無いベースオイルをドロドロとした粘りのあるオイルに変化させるのがポリマーの役目
そして摩擦低減・摩耗防止をするのが圧力分散剤の役目です
つまり潤滑性は添加剤で決まるといっても過言ではありません どの様なベースオイルを使っても潤滑性は添加剤の質・性能でどうにでも出来るのです
安価なオイルはそれなりの低コストで作らなければなりません 低コストで作って摩擦低減や摩耗防止はかなり難しい部分です
つまり値段と性能は比例しやすいということ
旧車に合成を使ってはいけない理由
化学合成を使うとゴムシールを傷めるといいますが 現代の技術だと傷めることは無いと言えます
ただし
サラサラな粘りの無い化学合成はあらゆる隙間から染み出てきやすいために オイル漏れや気密性が落ちた旧車や過走行車はパワーダウンやオイル消費・白煙の原因になりやすいので注意する必要がありますので 旧車・過走行車専用につくられたエンジンオイルを使用しましょう
旧車・過走行車にはノンポリマー鉱物オイルリッチ製法のエンジンオイルがマッチ!
製造方法は大きくわけて2種類あります
通常製法
1種類のベースオイルに添加剤とポリマーを加え製造します
ベースオイルが1種類のため安価に大量生産が可能
ノンポリマー製法
贅沢に2種類のベースオイルを使って粘度(油膜)を作ります
ベースオイルが複数使用することから製造コストは高くなりますが 高性能なエンジンオイルを製造することができます
通常製法とノンポリマー製法との違い
旧車・過走行車にお乗りの方はぜひRIZOILを!
旧車・走行距離不明・多走行、旧車・過走行車(10万キロを超えたエンジン)にお乗りの方は、
RIZOILをぜひご利用ください。