エンジンオイルに市販添加剤を入れることはエンジンに良いことなのか?

addive

エンジンオイルに市販添加剤を入れるのは極力さけるべき

エンジンオイルにはすでにこれらの添加剤は配合されているから 本来なら入れる必要は無い

でもそこにニーズがあれば販売するのは自然なこと
既にバランスよく配合している添加剤に追加すると
バランスは崩れることになる

添加するとエンジンオイルのバランスが崩れる

例えば
ターボ車のブースト圧を上げると 確かにパワーはあがる
その代わりにエンジンは熱を持ち 油温や水温上昇となってエンジンの耐久性が犠牲になる場合もある

極圧剤(摩耗防止・摩擦抑制)を追加すると確かにエンジンレスポンスは向上するかもしれない

5W-40だったものが極圧剤を入れたことで濃度がポリマーの濃度が薄くなり
5W-30程度に落ちてしまえば同じ効果を得ることができる

理由:添加剤を入れた後の資料が無い

どんな資料かというと
60℃と100℃の時の動粘度つまり粘り具合がエンジンオイルの性状表に記載があります
これが基本性能

基本性能に添加剤を加えたことで どのように変化したのかを見ればすぐにわかる
10W-40が10W-30のように変化しているならば それは添加剤の効果よりも粘度が落ちたことによるアクセルレスポンスの向上だったりします

エンジンオイルには性状表と言うものがある
これがそのオイルの基本性能ということ 車で言うならば 馬力や燃費が書かれているものが性状表

その性状表と添加剤を入れた後の動粘度の試験をすれば簡単にわかること
添加剤を投入した後の粘度指数がどの様に変わっているかを是非測ってもらいたい
そうすれば何が起きてその様な結果がでたのかがわかるはず

安いエンジンオイルと高いエンジンオイルのからくり

安いエンジンオイルはこれらの添加剤は安い物をつかっている
エンジンオイルの開発にはそれなりにお金と時間がかかる 

開発を省略するとコストが下がる そこで使われるのがキット
ターボキットとかのキット
必要な添加剤がすべて全部そろってる

キットだと 開発の必要がなくなるので安価につくることができる
しかも大量生産されているので最も安い
高いエンジンオイルは高い添加剤を使っていると思っても良い

開発に時間とお金をかけているから高い
消費者はこの点を考えない というか知るはずない

エンジンオイルというビジネスです 儲けがないと出来ないことです
市販の添加剤は質もよいものが多いが 安価な添加剤を売っている場合もあるので要注意

値段みればわかると思うけど

購入したエンジンオイルに配合されている添加剤がゴミのようなものならば
一部だけ良い物を入れても効果が限定的になるのは目に見えている

わざわざ数千円も出して入れる必要があるのだろうか?
それならば最初から高いオイルを使った方が効率いい

コスパ最強って言葉はエンジオイルや添加剤に通用しない 中間マージンをいっぱい取られているビジネスです その辺のスーパーマーケットと一緒にしてはいけない

添加剤同士が反応する場合がある

そもそもエンジンオイルには必要な添加剤が配合されています
その配合されてる添加剤と市販の添加剤が反応してジェル状に固まる事故も起きている

また化学反応を起こして化学摩耗することもあることを知っておきべきでしょう

エンジンオイル裏話

エンジンオイルの材料を調達には様々な企業が間に入っています

まずはベースオイル屋

ベースオイルを製造する企業から商社を通して入手したり商社が工場に卸したものを
更に別のオイルメーカーへ卸す

直接ベースオイル製造工場から購入するのは大きなところだけ
なぜなら大量の注文にしか応じないから

ベースオイルの工場はいちいち小ロットに対応しない

次に添加剤屋

これも同じ構造
少しでも大量に売りたい商社や添加剤を取り扱う企業は数を売りたい
そこで取り扱っている添加剤を一般消費者へ売る

これが量販店などに並んでいる添加剤達
エンジンオイルにはすでにこれらの添加剤は配合されているから 本来なら入れる必要は無い

でもそこにニーズがあれば販売するのは自然なこと
これは私個人の考えだが 既にバランスよく配合している添加剤に追加すると
バランスは崩れることになる

どのオイル(粘度)を使ったらいいのか気になったら

元エンジンチューナーでエンジンオイルのプロがお客様お一人お一人の愛車に最適な粘度の選定をサポートさせていただいております

あなたの求めるものは何ですか?エンジン保護?旧車用のオイル?燃費?白煙?目的にあったオイル選びをしましょう

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