RIZOILとKendallの違いは「設計」
こんにちは。エンジンオイル屋店主下地直樹です。
お客様より、
「RIZOILを使ってみたいけど、Kendallとどう違うの?」
「Kendallを使っていて、RIZOILに移行しようか迷っている…」
というお問い合わせを頻繁にいただきます。
ズバリ、RIZOILとKendallの違いは「設計」です。
RIZOILは旧車・過走行車に特化した設計のエンジンオイルであり、Kendallは最新のエンジンに対応した環境型設計のエンジンオイルとなっています。
エンジンオイルは愛車と長く付き合い続けるために重要なもの。
お客様に納得してご購入いただくためにも、エンジンオイルのプロが全力で開発したRIZOILがKendallの違いを説明いたします。
RIZOILは、車用「GT-RSシリーズ」バイク用「ClassicMotoシリーズ」をご用意しております。
車用「GT-RSシリーズ」はノンポリマー製法により粘度変化に強く耐久性に優れている
旧車向き、白煙やオイル消費の抑制
GT-RSシリーズは「ベースオイルが本来持っている性能を引き出すノンポリマー製法」を採用しています。劣化しやすいポリマー製法は不使用のため、粘度変化に強くポリマー製法の2倍〜4倍安定しています。
そのため、走行距離を重ねるとオイル漏れ等を起こしやすい旧車に非常に向いています。
また、ノンポリマー製法を採用することで、白煙やオイル消費の抑制が可能となっています。(GT-RS 20W50に限る)
ディーゼル車にも対応
GT-RSシリーズはガソリン車だけでなく、ディーゼル車にも対応しています。ディーゼル車に対応させることで酸中和能力が大幅に向上します。
バイク用「ClassicMotoシリーズ」はノンポリマー製法により耐久性に優れ、熱ダレを防止し、ギアの入りをスムーズにします。
空冷エンジン、ハイパワーエンジン向け
ClassicMotoシリーズは、GT-RSシリーズをベースに、バイク専用のオイルに仕上げております。
熱ダレ防止、ギアの入りをスムーズにするため、極圧剤と言われる添加剤で強化しています。
また、ベースオイルが本来持っている性能を引き出すノンポリマー製法を採用しています。
これにより渋滞時のギアの入りもスムーズになります。
RIZOIL開発物語
エンジンオイル「RIZOIL」はエンジンオイル屋が2015年に開発したオリジナル商品です。
開発のきっかけは、仕事でバングラデシュを訪問した際、そこでは品質の悪いエンジンオイルしか販売されておらず、「質が悪いのですぐにエンジントラブルを起こし困っている」と言うことでした。
その時、「日本製のエンジンオイルをバングラデシュに送ることは出来ないか?」と相談を受けました。
「エンジントラブルで困っている人がバングラディッシュにも日本にもたくさんいる。だから弊社でしか作れないエンジンオイルを開発しよう」と思ったのがきっかけです。
RIZOILは複数のベースオイルをブレンドすることで、粘度を作り上げています。
それによりワンランク上の上級車の静けさを提供することができ、さらにはノンポリマー製法で粘度変化を抑制、熱ダレ防止やエンジン保護、白煙防止などのお悩みを解消します。
「エンジンが生まれ変わる」をコンセプトに作られた商品です。
Kendallは「エコカーに対応した省燃費のエンジンオイル」
エコカー時代に合わせた作り
エコカー時代に合わせた作り
Kendallは頻繁にモデルチェンジが行われ、近年の環境問題に配慮した省燃費のエンジンオイルです。
そのため、鉱物オイルと化学合成オイルをブレンドすることで、近年のエコカーに対応した作りとなっています。
旧車・絶版車よりも、新車・新型車に向いているエンジンオイルです。
※現在のKendallはSP規格となっております。SP規格は車専用の規格です。バイクにご使用の際はMA規格をご使用ください。(MA規格とはバイク専用の規格です)
RIZOILと他のオイルの比較
オイルの種類 | 燃費 | エンジンの静かさ | 加速性 | オイルの持ち | 熱ダレ防止 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
RIZOIL |
◎省燃費性能が高い | ◎上級車に乗った感覚 | ◎排気量が上がった感覚 | ◎超長持ち! | ◎ | ↑少量生産で高め |
化学合成オイル (部分合成オイル) |
○ | ○ | ○ | ○ | × | ↑高め |
安売りオイル | ×すぐに悪化する | ×すぐ騒がしくなる | △平均点 | ×オイルが劣化する | × | ↓大量生産で安め |
RIZOILに欠点はないの?
もちろんRIZOILにも欠点はあります。
それは「オイルの交換時期が分かりにくい」ということ。
理由として、通常はエンジンオイルの色が黒いか否かで交換時期を判断しますが、RIZOILはオイルが黒くなりにくいため、そのサインが分かりづらくなっています。
そのため、ご自身で走行距離を管理(最大1年間※)いただき、交換時期をご判断いただくようお願いいたします。(ご購入の方にはオイルチェックシートを同梱しております。写真入れる)
※走行距離に関わらず、1年でエンジンオイルは酸化いたします。酸化したエンジンオイルを使い続けるとメタルなどを傷つけてしまう恐れがあります。そのため、エンジンオイルは最低でも1年に1度は交換をしてください。
愛車の状態にあったエンジンオイルを
RIZOILとKendallの違いについて、少しは参考になったでしょうか。
エンジンオイルは愛車ライフを豊かにするためにとても重要な要素。
今回の記事を参考にしていただき、ご自分の愛車に合ったエンジンオイルを選んでくださいね。
RIZOILが他のオイルより優れているのはなぜ?
他のオイルは、短期間で燃費や加速性が悪くなりがちですが、RIZOILはエンジンの性能を引き出す力が高いため、燃費向上や熱ダレ防止の効果があります。