エンジンオイルのseibunと添加剤の役割

 

 

放熱性が良いからエンジンが冷えやすい



従来のオイル分子は分子同士が密になっていて、熱が加わるとその熱は放熱されず、なかなか冷えませんでした。
この事が原因で、空冷エンジンやハイパワーエンジンなどは、熱ダレといって、オイルが劣化してしまいエンジンの力が落ちてしまっていました。


空冷エンジンなどは渋滞に入ると、風がエンジンに当たらないので、特に熱ダレを起こしやすいのです。

しかし、パラフィンベースオイルの分子は、大きくて分子同士が広い間隔でつながっています。


分子同士が広い間隔でつながると、放熱性が良くなり、ハイパワーエンジンや空冷エンジンなど、過酷な状況のエンジンにとって大変有利に働きます。


これはエンジン保護にも直結するのです。
特にモータースポーツには大きなメリットです。

■パラフィンの放熱性実験をみる>>

分子の画像

せん断に強いから粘度が保てる

従来のオイルでは、分子同士の結びつきが安定していませんでした。 エンジンの中では常に高速でかき回され、切られ、引きちぎられるを繰り返しています。


これを「せん断」といいます。せん断は、配合される添加剤の影響を強く受け、その安定性は増していきます。


ケンドールは高い添加剤技術により、常に安定した粘度を維持します。 今お使いのオイルは3000kmも走ると、走りが重たくなったりしませんか?


アクセルに反応しなくなったり、メカノイズが大きくなったり燃費が悪くなるのも、 このせん断の影響かもしれません。

分子の画像


高い潤滑性だから走りが良くなる!


パラフィンベースオイルは合成にも負けない高い潤滑性を持っています。 その理由はパラフィンベースオイル分子と添加剤分子が強く結びついているから可能なのです。


液体チタンは金属表面をおおうようにバリーやーを張っているので、直接金属同士がぶつかり合うことを防いでいます。 液体チタンが表面をおおうことで、摩擦は減少しパラフィンはさらに潤滑性が高くなるのです。


その効果はまるでエンジンをチューニングしたように、滑らかにエンジンは回転をはじめます。 分子が結びつきを強固にし、分子がバリヤーを張ることで 走りを軽くし、圧倒的なエンジン保護能力を発揮することになります。

 

気になる潤滑性なのですが、潤滑性は配合される添加剤技術により、どうにでもなってしまいます。なので化学合成オイルとしてのメリットは少ないのです。