鉱物オイルは化学合成に劣るのか?

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添加剤技術で化学合成を上回る性能を発揮

鉱物オイルって本当に品質がわるいのでしょうか?

その答えは「NO」です。化学合成オイルは分子が小さく密度が高い。密度が高いと、熱しにくく、冷めにくいのです。その証拠として、化学合成オイルは、一度油温が上昇してしまうと、なかなか油温は下がってきません。

モータースポーツをしている方はそんな経験を必ずもっていると思います。エンジンを停止しないと下がらないって経験を持っているはずです。

ところが、鉱物オイルは分子が大きいので、熱しやすく、冷めやすい。油温は素早く上昇し、素早く冷めるってことになります。

KEDNALLユーザーはこの違いを経験しています。SUBARU RALLY TEAM CHINAのドライバーである野中選手はこういいます。「230km/hでの全開走行中に油温が下がりだした。」化学合成を使っていたころは、油温が下がらず悩んでいた。」その違いは明らかですね。質が悪いとされるのは、質の悪い添加剤を低コストで使っているオイルがあったりしているため、一部の低品質が全部を粗悪品としてみられてしまったことにあるようです。

ベースオイル単体では確かに不利ですが、ベースオイルと添加剤を配合して製品にするわけですから、製品としてはまったく遜色のないものが作れると言うわけです。

しかも吸着は「物理吸着」<「化学吸着」<「化学反応吸着」の順で吸着力は大きくなり、KENDALLは化学反応吸着を起こさせる添加剤を配合しています。その一つが液体チタンです。

物理吸着ははがれるのもいとも簡単にはがれてしましますが、化学吸着は強固に強固に吸着します。

さらに強いのは、化学反応吸着になります。

だから、エステルが有利というのは、ベースオイル単体での考え方であって、製品としては、配合される添加剤によって異なるということです。