耐熱性を気にするのは間違った認識です

そもそもエンジンオイルの働きには耐熱性はありません　あるのは冷却です　耐熱性を気にするのではなく　冷却を気にするべきです

エンジンの適正温度は85℃

F-1でもGTでもきっとかなりの高温なのだろうと思っているあなた　それは間違いです　F-1もGTも油温は85℃にしかなりません　なぜなら金属の膨張は85℃が適正温度だからです

F-1でもGTでもバイクで言えばMOTO GPでも基本的に同じ考えです　例えばピストンの例を見てみましょう　ピストンは横から見ると　台形です　上から見ると　楕円形です　このピストンは熱が加わる事を想定しているからこの様な形状になっています　その熱は85℃です　　　

上から見ると楕円形が85℃になると　真円になり　横から見ると　台形が　四角となるように設計されています　これはいかなるエンジンでも同じです　それ以上の温度になると

 

 

金属の膨張は85℃が最適温度　それ以上になると金属は　あらぬ形状に膨張し始める

適正温度は85℃ですから　それ以上の温度になると　金属は予測不能の膨張を始める　だからエンジンオイルに求められる性能は　耐熱ではなく　冷却なのです　どんなに耐熱性があっても金属の膨張を止める事が出来ません　だから冷却なのです

エンジンオイルの重要性を耐熱と思っていると　化学合成オイルは耐熱性が高いから安心とか　化学合成オイルは鉱物オイルよりも耐熱性があるとかの間違った認識をしてしまう事になります

鉱物オイルと化学合成オイルの耐熱比較を見てみましょう

左はライズオイル（鉱物）右は有名な某メーカー（化学合成）です　これはISOT TESTと言われるものです　公平を期すために第三者機関にてテストを行っております　

スタート前の粘度指数を見てみましょう　
ライズオイル16.84　M社19.34 165.5℃　24時間加熱後は　

ライズオイル　16.43とほぼ変化無し　一方M社　15.47と大幅にダウンしているのがわかります　熱に強いはずの化学合成が鉱物オイルに負けているわけです　　　

 

 

大事なのは冷却性とエンジンを保護するための添加剤

あなたが使っているエンジンオイルは油温が下がりますか？　ライズオイルは最大10℃もの油温低下を確認しています

そしてどの様な添加剤が配合されていますか？　ライズオイルには 金属同士がぶつからないように被膜を作るSUPER ZINCが配合されています　

SUPER ZINC添加剤について